春美ちゃんは目を覚めると牧の真ん中に坐っていた。
「あらあら!どうしよう!」と思った。
かわいそうな春美。
自分の服に目をやった
「あらあら!このスカート!プリンセスみたい!すごい!」と叫んだ。
ドキドキする春美。
野良を見回して「あっ!馬さん!」とまた叫んだ。
速く地から立って馬のような動物のところへ走った。
『こんにちは馬くん」
「言っておくけど、馬じゃねえ」
「馬じゃないとだれですか?騾馬(ラバ)ですか?」
「騾馬でも馬でも驢馬(ロバ)ない」
「あらあら!右側に何か刻んでありますけど、お名前ですか。なんか読めません」
「駃騠(ケッテイ)だ!」
「ケッタイ?ヘンタイのことですか? 逃げましょうかしら。ヘンタイなら~~」
「ヘンタイじゃねえ、駃騠ってのは馬は父で驢馬は母だってこと」
「ああ!分かりました!駃騠くん!刻みは痛くありませんか?」
「うぜえな!入れ墨(いれずみ)だよ」
「「うぜえ」とか「じゃねえ」とか何だよ!身の程を知りやがれ!バ・カ・ウ・マ・め!私はちんと最初から丁寧語を話すから」
春美ちゃんが駃騠に舞空術を使ってキックをした。
「喰らえばか!馬鹿馬!漢字で書くと面白いな!ウマシカウマ!」
「お主!柔き駃騠を殴るなかれ!」
猫耳を付いた女の子が現れた。
「だれあんた?巻き添えになりたくないなら退け!またヘンタイか?猫耳ってなんなのよ?メイド喫茶のメイドちゃんか?」
「おぬしよ!アチキの妖力を見縊るな(みくびる)!アチキは化け猫じゃ!人間如きに負けたことがない!」
「あのーお嬢さんたち!ごめん!悪かったです!ちょっと都合が悪かったのでご免くださいませ!」 駃騠が言い出した。
「許してあげますわ』
「いいね」と化け猫。
春美はまだイライラしているけど落ち着きている。
「あなたは!化猫って?どういう意味ですか?ここはどこですか?」
「アチキは娘美(にゃんみ)と申します!漢字ランドへようこそ!」
化猫が微笑んだ。
「あのーカンジランドってなんだ?幹事はどこですか?」
「中国語から来た漢字のことんですけど、ここでお勉強になさったら大喜びでございます!」
「何を勉強しますか?漢字を?ゴメン!学習には興味がありません!」
「あらあら!惜しいですわ!そんな美しいお嬢様が怠け者ですなんて」
「ブスか綺麗かは関係ありませんわ!でもあり...
[ Continued ]
Last edited by モモンガ on 2011-02-02, 19:50, edited 2 times in total.